ベランダで煙草を吸っていたら、伊豆方面から東海道本線を異形の列車が近づいてくるのが見えた。
呆然と眺めていたら、ニュースで出ていた秋田新幹線。
在来線の線路を新幹線??
じつは機関車が引っ張っていた。新品を移送中のようである。
太平洋を背景に走る秋田新幹線の世にも珍しい写真を撮り損ねた。
照りつける8月の太陽は、海の匂いのする7月の無邪気な光とは異なり、どこか戦争と原爆と日航機事故の影をはらんでいる。
死者を迎えるお盆とかさなるせいもあるだろう。
「日航機事故から28年」という新聞の見出し。
昨年の8月は27年だったし、その前は26年だ。あたりまえなのだが、実感としては、自分の記憶に鮮烈な事故から10年、せいぜい十数年程度しか経っていないように思える。それぐらい記憶に刻みついている。
事故後28年がピンと来ないのは、戦後68年という年月がぴんと来ないのと同じような感じだ。
ただ、鮮烈すぎてピンと来ない28年に対して、戦後の68年の方はあまりに遠すぎてピンと来ないという根本的な違いがある。
戦争も原爆も生まれたときから、ずっと遠い過去の出来事で、今なおピンと来ない。
しかし、あることに思いあたって愕然とした。
僕が生まれた年、つまり1970年は原爆投下後25年。日航機事故よりも近いではないか。
モノクロだった原爆の映像が、とつぜんカラーになって目の前に立ち現れた瞬間だった。
小学時代の憧れ。
もちろん、1970年代生まれの皆さんは、ピンと来るスーパーカー世代。
考えてみれば、小学から男子たるものすべからくスーパーカー消しゴムを買いあさり、成人前後のバブル時代には踊るハネセン横目にブランドものの金ボタン、ラストモヒカンならぬ最後のイッキ飲み世代となり、何をやっても物欲と浪費から逃れられず時代の空気に翻弄されてきたわれわれも、やっと落ち着いてきたというか、体にガタがきはじめて、ちょっと消費疲れ・・。
「いや〜、車検通すまで乗ったことないんすよー」と言っていたクルマについても、今のハイエースになって初めての車検を経験し、今年で4度目の車検。もう壊れるまで買い替えしなくてもよいと思っているほど購買意欲は低い。
1年に最低2台は買い替えていたオートバイも、2010年に買った原付を最後に3年が経過。ここ数年、欲しい車種はあるにはあるのだが、近所で中古の出物が出てこないか気長にウォッチしている状況。
ただの消費疲れではない。
解脱したのである。
と、少しさびしげな目でうそぶいてみる。そう、強がりで負けず嫌いなわれわれの世代は、けっして金がないとはいわない。
さて、本題の「子ども時代の憧れを、現代モデルで実現する」プロジェクト。
購買意欲が著しく落ちてきた昨今の現状に思うのは、われわれの世代から物欲を奪えば何も残らないのではないかという怖れである。
まさに物欲が消費を支えバブリーな経済を動かし、そして物欲がわれわれの24時間タタカエマスカなエネルギーの源泉だったことは疑う余地もない。
また脱線したが、本題の「子ども時代の憧れを、現代モデルで実現する」プロジェクト、である。
スーパーカー世代たるわれわれ、徹底して横並びなわれわれが指向した頂上には、ランボルギーニ・カウンタックLP500Sが燦然と輝いていた。
これは赤でなければならない。
ミウラとか375がいいなんて鬱屈モノの所業であり、カブトムシのメスみたいな黄色のLP400の方がよいなんていえば、もうその時点で人生の王道からの脱落者とみなされるのだ。(小学生だというのに!)
今から考えるとミウラも375もイエローのLP400も・・実はまっとうな路線だなあなんて思うのだが、そう思うのもだめ。あくまでわれわれ世代は横並びに赤のLP500S、そう、頂点をめざさなければならない。
また脱線した。
それもそのはずで、今日は、待ちに待った6月。
「中学時代の憧れを、現代の機種で再現する」プロジェクトの決行日である。
微妙に改題してる? ははは。
ダイワから新ベイトリールが発売されるし、近所で待ちに待った中古バイクの出物が。
なんだリールかと思うなかれ。積年の夢想のマグマだまり。
中学のとき買えなかったものを、大人になって買ったダイワのベイトリール「マグサーボ」。
しかしこれは必ずしも憧れの実現ではなかったことに、あとで気づく。
今、往年のスーパーカーを乗っていると想像してみよう。
カッパ寿司の駐車場から、甲高いエギゾーストノートとともに勢いよく国道に飛び出す。寝そべるようなシートポジションの助手席には、まぶいブロンド。
順番待ちで店外にあふれだした男女がいっせいに振りむく。熱い視線。ちょっとキマッたかな〜という充足とは裏腹に、誰もが眉をひそめ、鼻をつまみ、ひとりの若い女がこう言う。うざ。
そう、これは実際にあったことで、このとき看取した。
30年前の憧れを30年後にかなえるためには、憧れの内容もちゃんと30年分進化させなければならない。つまり、われわれはもはや遺物となった過去の栄光ではなく、この今の頂点をめざさなければならないのである。
ということで、「小学時代の憧れを、現代の機種で再現する」プロジェクトにあてはめると、コレか。
ランボルギーニ50周年アニバーサリーモデル。
3億円? 4億円?
とりあえず、小学生の憧れは後まわしね。
で、中学はこれ。
左下が中学時代に買った廉価モデルで、左上がそのとき買えなかった本命を大人になってオークションで落としたもの。つまりLP500S。
右下は廉価モデルの現行版で、右上のものがこの6月発売のリール。
カラーリングが本命機種と同じオレンジで、マトリックス上のポジショニングがカンペキ。
今日のところはまだ発売されていなかった。
明日は勢いにのってオートバイも買いに、というか正確には見にいこうと思う。
中古の出物というのは、これ。
何これ、新聞屋さん原付じゃんと思うなかれ。中古かと笑うなかれ。
いや、そのとおりなんだけど、クルマだとガソリン代高いしね。
維新の会の橋本さんが風俗発言でたいへんそうである。
浮沈激しく、小さなことが大局をひっくり返す、その連続が政治。
『ライアーゲーム〜再生〜』
政治ゲームとは何かの寓意化された本質がここにあり。
一見、感情的で愚かに見える行為でも、実はあとで大逆転をもたらす計算。負けをとって勝ちにつなげる。まさに政治力学。ウソをうまく使うところもね。よくできている。
ライアーゲーム -再生- スタンダード・エディションBD [Blu-ray]
NHKの朝ドラ「あまちゃん」が好調である。
俳優陣がハンパじゃない。今朝はついに松田龍平が登場。しかも映画『舟を編む』の主役で切り拓いた新境地の、マジメなカッコよさ路線での登場である。旬尽くしである。
さて、このドラマは懐かしさが売りである。
80年代のアイドルと、FMのエアーチェックと、カセットデッキ。
メタルテープとか、クロームテープなんてのがあったなあ。
メタルテープは高かったけど、緊張感あったなあ。
うちにはもうカセットテープはないけど、世の中にはUSB接続対応カセットテープのデジタル化デッキなんてものがあった。あまちゃん効果で売れている?
TEAC USB接続対応 CD/カセットレコーダー ブラック AD-RW900-B
村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の刊行を記念して、ってわけではないけど、僕も巡礼の旅をひとつ。
「今が次の神輿(みこし)まで一番長い日なんだよ」
と、神輿漬けなGW3日間を振り返る 最終日5月5日の夜。
「もぅ、お祭り終わっちゃったんだね...。もぅ神輿かつがないんだね....」
「「ぢゃ明日は8時に神社集合!」とかもぅないんだよ??😭」
そんな話ばっかりして、しまいには国一の前で号泣する JK(女子高生)2名。(笑)
バイバイして、お互い家に帰った後も......
心の中にすっぽり穴ができちゃったみたいに 無言.....。w
そんな我が娘をみてママスは一言。
ママス「心ぽっかり病だねー、去年同様。😓」
koyari「もーねー、しばらくは制御不能。」
そんな日から早くも5日がたち.....もぅすっかり
小田原の街は普段通りに戻って
お祭りの面影すら だんだんなくなった。
あのお祭りの3日間を一緒に過ごした 友達と こんな病名を作成。
「祭り症」
毎日毎日 ヒマさえあれば考えるのは祭りのこと。
クラスのイケメン男子が、祭り以後からガキに見えるとか、
神社の名前が書かれたストラップを制服にいれているとか、
学校の机にされた落書きは、小田原の神社のマークとか、
1週間に3回は、祭りを思い出して号泣とかね.....
待ち受け画像は.....もちろん神輿。😁
これは.....間違えなく祭り症でごわす。(笑)
いやー、いちよう華の女子高生なんだけどなー 笑