ふとんを干す悦び

 ふとんを廃棄し、今後は寝袋で生活しようという提案にワイフはちょっと尻込みしたようで、もうちょっと待ってほしいと言われた。北海道生活で思ったのは、人はすべてに慣れるということだ。雨も、つらいことも。また反対に贅沢にも慣れる。肝心なのは思い切ってやること、後戻りしようと思わないこと。
 毛布を2枚廃棄し、暫定的に掛け布団として寝袋を使って、ワイフにも少しずつ慣れてもらうことにした。湿った敷布団を干した。天気がよくすぐ乾く。暑いが、とても幸せなことだ。
 つい洗濯もやってしまう。洗濯機があることはありがたいことだし、洗濯物がすぐ乾くのもうれしい。