引越前日の苛酷なる滅罪ゲーム

cippillo2005-08-20

 前の晩はオートバイ仲間ら6人で午前3時ごろまで飲んだ。
 今回の送別会の段取りの悪さについて同じKawasaki乗りの高崎君が酔漢たちにひどく叱られて気の毒だったので、彼にも滅罪のチャンスを与えてやろうという仏心で罰ゲームを課してやることとし、散会後はうちにワゴン車で来てもらい、TZR50を積載し、そのまま小田原にいっしょに来てもらった。なんたる苛酷さ、ここまで滅罪していれば彼の株はかえって上がるというものだ。まこと仏心である。
 俺はワイフの運転するインプレッサの助手席で大イビキ。仏心である。
 午前8時すぎ、小田原着。
 引越前日ではあるが、この日はオートバイをはじめ、自転車や業務機材一式を小田原に持ち込み、現地にて物件の入居前チェック、電話とインターネット、ガスの工事を行なった。俺はひたすらおろおろするか煙草を吸っているだけで、こういうときは突っ立ているだけ邪魔。高崎君は、じつにきびきび動き、業者に指示を飛ばしている。誰もが彼を入居人の主と思っていたようであった。
 入植地のすぐ隣に創業400有余年という定食屋があったので食す。茶ソバ、赤だし、マグロ丼のセットで800円。ほんとですか。高崎君は小田原城の見える部屋で死体のように不動状態だったので、この店の名物だというアジ天定食を持ち帰りにした。
 午後4時、松戸にトンボ帰り。高崎君はさらなる浄罪に突き進もうとでもいうのか、帰りがけに都内の会社に立ち寄って仕事をしていくというから、まこと稀有に滅私な男である。謝謝。
(写真は出発前、轟沈する高崎君)