チタン製の耳かき

 チタン製のコークスクリュー耳かき。
 ごっぽり耳くそを収穫した写真がすごい。
 かさかさ耳くそと、ねちねち耳くそは、遺伝子の塩基配列がひとつだけ、アデニンとグアシンの部分が異なるそうだ。しかしここで掻き出されたものは、もちっとしながらも半分乾燥した感じである。
 現実にはなかなかこうはいかないだろう。ねっちり系ではスクリューの溝を耳垢が埋めてしまって面倒だし、かさかさ系ではポロポロと細片に粉砕されてしまって、やはり掻き出すという実感が得られにくい。
 使用感もきわめてハードだ。かなりそうっとやらないと耳内を傷つけてしまいそう。慎重な操作が必要な分、竹製の耳かきをごりごりやるあの爽快感がない。
 2800円の価値があるかどうかの賛否は、遺伝子配列で決まりそうだ。が、手もとに置いていて眺めたり、ときどきおそるおそる耳に突っ込んでみたりする分には、妙に所有欲を満たすものがあることは確かである。


4重スパイラル構造 抗菌・ノンアレルギー チタンコイル耳かき(みみかき)

4重スパイラル構造 抗菌・ノンアレルギー チタンコイル耳かき(みみかき)