ランタン、シュラフ、テントをはじめ、ウエストポーチ、ナイフ、シュラフカバーなどキャンプ道具（山用具）からウェアー、腕時計等の装備類まで徹底して軽量化というコンセプトで書かれている。
紹介しているすべてのツールが、グラム数で格付け。ここがこの本のおもしろいところだ。
最軽量を求めれば機能を削ることもある。一方、少々重くても機能の充実しているものもある。この本では、両者を比較、それぞれの長所、短所を具体的に記してくれているところもありがたい。手入れ方法などかゆいところに手が届く。
軽量化をきわめた道具たちなので、どれも逸品ぞろい。だから眺めているだけでも楽しい。
「最軽量の道具」というくくりで取扱範囲をひろげて、2006年版、2007年版といったムック形式でビジュアルも強化してくれれば、うれしい。
