走る快楽が徐々に

 仕事やら雑務やらであちこち移動するのをランニングでやってみた。断続的にだが13.5キロ走った。昼休みのトライアスロンで5km走っているから、1日としては生涯最高記録だ。でもまだハーフマラソンにも及ばず。
 足が痛くなったり、腹が痛くなったりしなくなったこともあり、走る苦痛より愉しみが上回るようになってきた。
 酒匂川を渡ると、右手の海には伊豆大島がくっきりと島影を浮かべ、左手には外輪山の上に真っ白な富士がのぞいている。街路樹のこぶしの大きな花が匂いたつ。
 こうなるとランニングは、チャリよりも手軽で、もっとも安直な快楽である。