明日は厚木トライアスロン大会

 事故でクラッシュしたチャリが応急修理されて戻ってきた。
 後日、フレームも買い替えることになるが、とりあえずはレースに間に合わせるために前輪とフロントフォークの交換をした。
 なんせレースに間に合うことを最大優先してショップ任せ、純正品に近いパーツを選んでもらったので、できあがってくるまで何がついてくるか分からなかった。
 フロントホイールはほぼ希望に沿って、スピナジーというメーカーのカーボン製。白いスポークが斬新だが、金属ではなく、ぐにゃぐにゃ曲がる素材。吊り橋みたいなものである。
 フォークは想定外のメーカーだったが、なんとアイアンマン・オフィシャルサプライヤーのロゴがついていた。これはうれしかった。
 ただ、フレームはあくまでも全損品なので、ちゃんと走るか保証はない。走行中に破断することも当然考えられる。
 ともあれ試走しなければならない。
 体の方はほとんどは回復していたが、腰の痛みだけは残った。屈んだり、ひねったりすると、けっこう痛む。クルマの運転でハンドルを切る動作、落ちた物を拾う動作、靴下やシューズを履く動作などが特に苦手。
 早朝。まずは空き地で試走開始。チャリに乗ったままシューズを着脱する練習を行なってみた。トライアスロンではトランジットの時間を短縮するために、シューズをチャリに装着したままにし、チャリで走りながらシューズを履いたり脱いだりするのだ。ペダルを漕ぎながらシューズを履くためには、深く腰を前傾させなければならず、やはりこれは痛くて無理そうだった。シューズはトランジションエリアでゆっくり行なうしかないだろう。
 国道に出る。速度をあげていっても、チャリ、体ともに特に問題はなさそう。DHポジションもだいじょうぶだった。全体で4km程度の短距離だったが、何度か時速45キロまで加速巡航アタックしても問題なく、とりあえずチャリの出走はだいじょうぶそうだ。
 夕刻。ランの試走を行なった。腰に響く感じはあるが、事故後1週間近く休んでいたので体力・筋力は充実していて、公道5kmを19台半ばで走れたから、これは、むしろ好調といっていいだろう。あとはゆっくり流して13km。
 夜。スイミング。スイミングがいちばん腰にやさしいとタカをくくっていたが、意外にもこれがいちばん腰にハードだった。右側の息継ぎ時に痛む。本番のスイムはバトルに巻きこまれないように気をつけよう。
 それにしても、人数の多い大会である。
 スイムはプールで行なうので、7秒ごとの時差スタート。
 最初の人がスタートするのが午前11時30分で、僕の予想スタート時刻が12時20分。つまり最初の人がスイム、バイクを終え、早い人ならほとんどゴール近くまで来ている段階でやっと僕のスタートである。
 台風一過の猛暑が予想されるだけに、スタートを待つ時間が最大の消耗戦になりそうな予感である。