松戸滞在

 金曜夜、松戸入り。
 さっそく、つかさんと飲んだ。彼とはアポをしない。アポなしだが、いつも飲んでいる。この二週間で小田原で二回、松戸で一回。ノリがほとんど小学生である。いきなり家に行って、「つーかさん、あそぼー」という感じ。つかさんも、いつもいきなり小田原に来る。互いの家は100km以上離れているが、小学生なみによく遊んでいる。
 しかし、つかさんは旧友でも腐れ縁でもなく、由緒正しき小学校のPTAで知り合った男である。彼は公務員でありPTA役員で、僕は当時の学童会長、そういう厳かなる関係だ。
 そんなつかさんと飲むといつも朝になる。厳かな関係なので、どんなに酔っても会話はですます調だし、女の話題など皆無である。釣りと自転車と、小学生のような話題で朝まで飲む。
 ところが最近はさすがに体がつらくて、さくっと飲んでさくっと帰る江戸っ子のイキな飲みを練習中である。僕はだらしなくてだめだが、つかさんがしっかり先導してくれるから、ここ2回ほどは成功している。
 さくっとしたオトナ飲みがうまくいけば、それはそれで翌朝早くからいっしょにチャリに乗ったり釣りをしたりするので、やっぱりノリは小学生のままなのだが。
 でも、ホントの小学生は、うちの娘とつかさんの娘である。彼女らは親友だが、つかさんと僕には負けるそうだ。なんといっても、マブダチである。