8歳女児、57日で3600km走破

 中国の8歳女児が父親と二人、57日間で3600kmをランニングで走りきった。
 午前6時に起床し、1日あたり走ったのは60キロから80キロ。
 地元中国では児童虐待の批判が高まっているという。


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 児童虐待といえば、スーパーマーケット内で、なぜか夕食に太巻き寿司をつくりたいと主張しはじめた娘が、けっきょくは材料の関係で主張が通らず、しくしく泣きだしたので、あほなことで泣くなと頭をはたいたら、だらだらと泣きだした。
 ちょうど妻と僕がランニング、娘は自転車で荷物運び役になっていたので、レジが終わったあと、さめざめと泣いて立ち尽くす9歳女児が背負う大きなバックパックに、夫婦でざくざくと買った物を詰め込んでいて、はっと気づくと周囲の冷たい視線。
「すっごい児童虐待っぽい構図だね、これ」
 と妻に言ってみたが、あまり気にしているようでもなかった。