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粒子でとらえる「生物」と「渋滞」

 「粒子力学」というのだろうか。
 生物と無生物の違いはいったいどこにあるのか?
 ランダムに拡散する粒子(原子あるいは分子)が結びついたもの、という観点から考えると不思議である。
 鉱物だって原子という粒子の集まりであり、貝殻だってそうだ。
 しかし一方は明らかに生物ではなく、一方は明らかに生物である。
 整然たる粒子のまとまり(あるいは散らばり)が無生物ならば、DNAによってつなぎ止められた粒子の「渋滞」が生物の本質?
 また、高速道路におけるクルマの渋滞や、航空機火災における脱出ルートの渋滞といった事象を自己駆動粒子の運動という観点から分析すると、これまたすごく不思議な法則がみえてくる。
 たまたま同時進行で読んでいた「生物」と「渋滞」の本だが、どちらも「粒子」という刺激的な切り口だった。


 かじったばかりの粒子力学的な考え方で自分の生活をみてみる。
 これまでの自分の問題解決の方法は、問題要素を単純なレベルにまで分割し、一点突破するやり方だったが、これを粒子力学的に見てみると、一点突破の段階ですでにものごとの流れのボトルネック(渋滞)を生みだしている。つまり要素の渋滞を爆弾で突破するような強引なやり方で、周囲にストレスを与えていた可能性も考えられる。ある意味でこれは「パレート最適」といえるかもしれないが、ここはボトルネックをつくらないナッシュ均衡的な問題解決アプローチを視野にいれていくのもたいせつかもしれないと思った。
 さらに粒子力学的にものごとを考える上では、アインシュタインの「ブラウン理論」を勉強する必要がありそうだ。