33.5kmで中断したものの、LSPD(ロング・スピード・ディスタンス)ランニングは想像以上のダメージを筋肉に与えたようだ。
まちがいなく、4月の初フルマラソン完走後以来のダメージ・レヴェルである。自転車であれば、よほど無茶なことをやっても筋肉痛が来ないだけに、自分の身体において、LSPDランニング時の稼働筋肉がいかに未開発であるかが分かる。未開発な部位を自覚できるというのは、なんともわくわくすることだ。
この、まことに興味深い状態を有効活用すべく、プロジェクト「その先の自分へ」の人体実験を敢行した。
まず基本の、「毒は毒もて制」メソド・・
ランニングで傷めた足はランニングでヒール。ロボットのような足のまま、12kmのランニング。そのうち、ほぐれてくるかと期待していたが、結果は変わらず。
途中で煙草を吸ってみたらどうかと、コンビニでライターとともに贖い、走りながらたてつづけに吸ってみたが、期待した化学変化は起きなかった。
それではスイムでほぐすというのはどうか、と2000m泳いでみたが、特に変わらず。
あいかわらず歩行さえしんどいぐらいに、ハムストリングスに硬質な痛みが居すわっている。
もしかして、と思ってチャリで平均斜度11%の石垣山を登坂すると、案の定、ぐんぐん登れる。同じ足なのに、自転車で使う筋肉と、ランニングの筋肉がここまで異なるとは。(ちなみにバタ足スイムも、ぜんぜん異なる筋肉のようである)
日も暮れ、2往復目に入ったところで、娘からお迎えに来てコールでタイムアウト。
上下パツパツノースリーブ全身汗だくサングラス姿で、くもんに立ち寄ったら、学童らがこちらを見たまま2秒間はフリーズしていた。
さて、残るは深酒療法か。