京都市内LSDランニング

 深夜2時過ぎ、小田原をクルマで出発。
 午前9時半、京都駅近くの梅小路公園に駐車場確保し、憧れの京都散策開始。
 娘はルイガノロードレーサー、僕はトレンクル(折畳み自転車)、ワイフがランニングでスタート。
 京都市内はコンビニが少ない。補給が難しいが、いいことだ。
 西京極運動公園でコンビニ飯で朝食。ランをワイフと交替し、北上。北山の軽い山岳コースに入り、仁和寺龍安寺、金閣を横目に見ながら進む。人、クルマと交通量が多くてペースが上がらない。さすが世界的観光都市。
 北大路を東進。銀閣まで進みたかったが、あまりにの人と車と信号の多さに負けて、賀茂川から右岸のサイクリングコースを走った。

 賀茂川は情緒あふれる里川の風情。遠く大文字も見える。ウォーカー、サイクリスト、犬散歩、釣り人、バーベキュリアン、絵描き、写真家と、いろんな人たちがいた。フライフィッシングのスペイキャストを練習している人までいた。美しいループにしばし見とれながら、そろそろフライキャスティングの練習を再開せねば。
 賀茂川はほんとうに京都の人々に愛されている川だなと思った。酒を飲んだ後、賀茂川に飛び込んで青春するのが京都の学生たちのスタイルというのも納得がいく。酒を飲んでもう少し若ければ、僕だって飛び込むだろう。
 そのうち、川にむかってキヨミズの舞台みたいな縁台をせり出した店が並ぶようになった。祇園だろうか。風情である。
 このあと、京都の大学生一団がキロ4分前半ペースでランニングしていたので、3kmほどくっついていった。彼らがゴールとしていたのは賀茂川サイクリングコースの終点であった。
 キヨミズをめざしていたのだが、明らかに行き過ぎ。もどろうとしたが、市街地コースは狭くて、観光バスが多く、何度も轢かれそうになり、途中で断念。
 ここでワイフとランを交替。西進して東寺をぐるっと一周し、午後3時過ぎ、起点の梅小路公園にもどった。
 正直、古都京都市はもう永久にご馳走さまという感じで、早く小田原に帰ろうということになった。
 自転車にも、ランニングにも、京都は厳しすぎた。まだ東京の方がランニング環境はいい。
 このあとクルマで琵琶湖健康センター(滋賀県瀬田市)に寄り、温泉、焼肉を堪能。設備の古い健康センターなのに、もうびっくりするぐらいに館内の人たちの接客が素晴らしく、満足度はきわめて高い。
「滋賀の人って親切だねえ」とワイフも感動していた。
 そうだ、ここは商人ブランドナンバーワンの近江商人の地ではないか。
 いつか琵琶湖一周をやるときは、ここを拠点に連泊しよう。健康センターにホテルが併設しており、健康センター利用者は宿泊費が20%オフになる。
 夜の高速道路をワイフと交替で運転し、午前3時に小田原着。
 25時間の京都バトルツアーだった。

 クルマ:910km
 ラン:25km
 チャリ:8km