奥熊野100キロマラソン、かろうじて完走。
完走というより完歩といった方が近い。半分近くは歩いた。特に84kmから先はまったく走れなかった。
村上春樹は70kmを越えると、不思議と苦しみが消えていくらでも走りつづけられるような領域に達すると書いていたので、期待して待っていたが、実際にはつらさはどんどん増していくばかりで、80kmから先は地獄、90kmから先はさらに地獄、残り5kmでは気が遠くなった。
対してオオイくんは一回も歩かなかったそうだ。一時間半もゴールで待っていてくれた。
13時間2分。
オオイくんをはじめ、いろいろなウルトラランナーを見て、あんなふうに強くなりたいと思った。彼らは強い。ほんとうに強い。
そして熊野古道の山岳コースはほんとうにすばらしかった。
詳細は、後日、レポートと動画であらためて。