買い物ついでに裏山トレイル(蛇に会った動画つき)

 雨音を聞きながら、せっかく買った山岳地図もただ眺める毎日。
 火曜日は久々の好天だったが、一日東京出張。都内を歩いていると、すぐに手がむくみ、目が痛くなった。東京の空気に体が拒絶反応か。


 水曜日、仕事がひとだんらくした夕方4時に、たまらず山地図を持って走りだす。夕食の食材を買わないといけないので、箱根板橋のスーパーに行くと娘には言って出てきた。
 スーパーの裏手がすぐ山になっていて、尾根伝いに箱根の外輪山へとつながっている。塔ノ峰(566m)の山頂を経て温泉で有名な塔ノ沢へと駆け下るのが目標だ。


 高度が200mを越えると視界がひらけ、いつも走っている石垣山(早川をはさんで今回の山の対岸にあたる)が正面に見えた。昼にも石垣山をチャリ2往復登坂したが、端から見るとなだらかな山並みのほんの一部である。
 こちらの山は平均勾配11%の石垣山とは比較にならないぐらい急坂で、チャリではとても無理だろう。しかも枝道が多く、山地図とGPSを持っているのに迷う。


 行き止まりで引き返すこと4度。草に覆われた幅30センチのケモノ道みたいなところで、むこうからやって来た蛇と遭遇。正面から目があった。すれ違い不可。相手もじっと動かない。距離3メートルのにらみ合い。これはおもしろい絵だぞと思い、カメラを出そうと目線をはずしたら、ゆるゆると道をはずれて草むらに動きだした。シャッターチャンス逃す。
 けっきょくその先はどう見ても蛇しか通れない道(?)になっていて、引き返した。そういえば昼にも石垣山で蛇を見た。なんとなく蛇づいた一日である。


 しばし歩いていると、新聞でよく見た長興山のしだれ桜に出た。もう完全に方向違いである。
 あきらめて一般道で山を登り直し、やっと正規の登山道に出た。山地図のチェックポイントの上水ノ尾溜池まで来たところで午後5時半。娘が腹をすかせて待っているので、やむなく引き返し家路へ。下り基調なのでいっきに駆け下ること30分で家に着いた。
 なんかあっという間に感じたが2時間ほど山にいて、走行16km。登坂合計550m。
 夕飯を食べて午後8時からはスイミングスクール。2400m。