手賀沼、真岡、大磯と2週間隔でつづけてきたトライアスロン月間の最終戦。
前2戦での不運の雪辱を晴らすべく万全の体制で挑み、表彰台には上がれたものの、またしても佳作の「銀」。
一度でいいから1位ゴールしてみたかったのだが。
大磯トライアスロンは40人ずつが3組に別れ、前の組がゴールしてから次の組がスタートする。
つまり総合順位とは関係なく、1位ゴールは組別の3人にチャンスがあるわけだ。
これなら、何とか1位っぽくゴールする姿を妻子に見せれるかと意気込んでいたが、僕の属する2組には同モデル同色のオルカのトライワンピースで坊主頭の選手が。しかも背中に「JPN」の文字。僕もJTU(日本トライアスロン連合)強化選手レプリカっぽく、背中にJPNをアイロンプリントでやっちゃおうかと考えていただけに、
「むむ〜、ほんとにやるとは手強い・・」
ディスクホイールに、イーストンのフォークも僕と同じ。
ただしイーストンのエアロフォークは僕のより上位モデル。欲しかったけど在庫切れで断念した経緯があるだけに、
「むむ〜、手強い・・」
ここまで強化選手レプリカを貫くとは、タダモノではない。と、まだホンモノと気づかず・・。
土砂降りの中、流れるプールでスタート。
400mのスイムアップ時点でワイフから「先頭と1分差〜。まだ行ける!」
バイクは1.5kmの6周回。1分差ならといけると思い、直線では時速50km/h以上で踏み込む、もがく。
今年初のチャリ爆発・・しかし周回ごとに先頭のJPNとの差が歴然と開いていく。
バイクからランへのトランジション時点で組3位。
「先頭から1分50秒差〜」とワイフの声にも、ややあきらめが。
じつは2位とも1分差あったことを把握していたワイフだったが、このとき僕には伏せておいたそうだ。
スイムもバイクもトランジションもすべて好調のつもりだったが、結果が伴ってこない。
ランでひとりを抜いて、組2位浮上。
結果的にこの第2組から総合1〜3位を出し、組順位がそのまま総合順位となり銀メダル。そしてかのJPNは、神奈川2008年プロランキング1位。レプリカではなくホンモノだった。
信じられぬことに、今回は娘も小学5学年女子で銀メダル。表彰を学年男女別に細かく分けてくれているので、じつは完走したら金メダルという学年もあったりするのは、娘には内緒である。