水平頭翼

　さて、なんの羽根でしょう？

　３Ｔという航空会社、黒い機体・・知らないなあ。
　では羽根を上から見てみます。

　羽根の端っこには、赤いアンテナ？　らしきものが見えます。戦闘機でしょうか？

　じゃじゃーん。正解は・・新型のステルス戦闘機でした。

　じゃなくて、ちゃりんこのハンドルでした。
　前傾したウィングで時速１００キロ以上の走行でダウンフォースを稼ぎます。上向きにつけると３００キロ以上の速度で空も飛べるみたいです。ステム角度固定でー６度とー１７度がラインナップ。より軽量なＬＴＤというモデルもあり。

　２００８年暮れのとつぜんの国際競技ルールの変更によって、空を飛ぶのは危ないという理由で禁止となってしまい、急きょレギュレーション対応として今年発売された後継モデルBrezza TeamはふつうのＤＨハンドルの形状にもどってしまいました。
　高速水着と国際競技ルールの動向がお茶の間をにぎわせていますが、ちゃりんこの世界で同じようなことがあったんですね。ちなみにこのハンドルは北京五輪の自転車競技で金メダル獲得車両に装着されていたそうです。時代のはざまのスケープゴートっぷりが美しい逸品でした。

3T ヴェンタス チーム （-17）カーボン/アルミニウム エアロバー （HD-3T-002）