秋。娘との釣り

 娘が釣りに行きたいと言いだしました。
 もうそんなこと言うのも最後かもしれないな、と思いつつ、どこに行きたいかと訊くと、一碧湖(いっぺきこ)でボート釣りをしたいそう。
 伊豆半島で唯一の天然湖である一碧湖は、週末にもかかわらず、ほとんど釣り人がいません。例年ならへら師やバサーが20人ぐらいはいたものですが。
 流れ込みで小さなギルをエサ釣り。ふたりで竿を交互に使って15尾ぐらいでしょうか。
 一尾だけ、きれいなオイカワが釣れたのがうれしかった。
 昨年はフライフィッシングで良型のギルを釣り、一昨年はワームでバスが釣れました。
 年々、釣れる魚のスケールは小さくなっていますが、娘は確実に成長していきます。
 もう手を貸さないでもひとりで全部やるし、そういえば往復2km程度のボート航行もぜんぶ彼女がオールを握っていました。


(一碧湖・静岡県)


 後日、もっと近いところでフナ釣りでもできるところはないかと調査釣行。
 韮山城趾の池で小一時間ほど釣り糸を垂れてみるも、数回、ウキに小さな反応があった程度。ギルなら食いついているはず。食ってる感覚はなかったので警戒心が強い魚でしょうか。アタリが小さかったので、案外、コイかもしれません。あるいは亀? 亀の姿はけっこう見えたので。
 正体を突き止めるべく、また調査釣行するつもりです。

韮山城趾公園の池・静岡県)