四十路への新年は筋肉で

 新年ですが、腕と手先が腱鞘炎(けんしょうえん)ぎみです。ふだん使わない筋肉を酷使しすぎました。
 2010年の賀状はぜんぶ手書きにしたのです。絵柄も文面は毛筆で、裏面の宛先も差出人住所氏名は筆ペンで。
 集中力がつづかず、いっぺんに書けないので、今年は注文生産です。
 水墨画の虎、書道の「寅」の字、など、日によって書くものを変えました。下書きをしないので、同じものを書いても、一枚一枚まるで同じようには書けず、スリリングでした。
 正月二日も、朝起きて最初にやったのは墨をすること。と、なんともアナログな一年の始まりです。
 今年から四十路に入ります。思えば三十路は何かと効率を追ってきたなあと思い、この十年は腰を落ち着けてものごとに取り組もうと思っています。


 さて賀状。今日書くのは1枚だったので、水彩画にしてみました。(千尋ちゃんというのは、カワサキ乗りの友人の娘の名前です)



 この一年の抱負みたいなものは、ほぼこの一枚で言い尽くされているような、じつに低空飛行な四十路の幕開けです。
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