東海道53次バトルランニングも浜名湖を越えて、愛知県に入ります。
見附宿(静岡県磐田市)から、ほどなく天竜川にさしかかります。
東岸に渡し場の痕跡を伝える石碑がありました。
現在の川越えは国道1号に付随した立派な歩道で。左隣に見える古い鉄橋の方が味があるのですが、歩道がなく、クルマの交通量が多いので、渡るのは川を泳いで渡るよりも決死の覚悟が必要と思われます。
天竜川の西岸では旧東海道を偲ぶ施設とルートが整備されている途中でした。(2009年現在)
このあたりは、なかなか雰囲気のある町なみです。
【29】浜松宿へ(静岡県浜松市)
浜松が近づくにつれ、市街地化していきます。
浜松は地方都市で、ほとんど往時の雰囲気が残っていません。
広重の絵でも、なんか浜松はつかみどころがないようです。
【30】舞阪宿へ(静岡県浜松市)
舞阪宿から新居宿を経て白須賀宿までは、ハイライトコースのひとつでしょう。
浜名湖はもともと淡水湖だったものが、江戸時代の大地震で岸辺が崩落し、海とつながってしまったそうです。なので、当時の人たちは最短コースの陸路を使えなくなり、たいへんだったようですが、現代ではこのような立派な橋がかかっています。かなたに見える国道1号・浜名大橋です。人は歩けません。
【31】新居宿へ(静岡県湖西市)
浜名湖を歩いて渡れるのは浜名橋です。ちょっと街道情緒を演出してくれています。
新居宿にはかつて立派な関所がありました。
今は資料館になっています。無料P&トイレあり。入館は有料。
広重の絵の方もそっけない感じ。
新井宿最大の旅籠「紀伊国屋」
そうそう。道の途中、住宅地の中におもしろい石碑を見つけました。
「不屈の精神を讃える碑」。説明を読んでいたく感銘を受けました。時間のある人は画像を拡大して読んでみてください。
【32】吉田宿へ(愛知県豊橋市)
新居宿を抜けて、
茫洋とした旧道をのほほんと進み、
いよいよ来ました! 潮見坂!
絶景の激坂。
登りきると、うれしいことに無料休憩施設があります。無料Pとトイレあり。
広重の絵も、やっぱり潮見坂上からの景色のようです。
白須賀の宿場町は、江戸時代の大津波に遭い、この巨大な坂の上に宿場自体を移動したそうです。
【33】二川宿へ(愛知県豊橋市)
長かった長かった静岡県をやっとこさ抜けることができました。
バイパスの国道1号を通るルートであまり楽しい道のりではありませんが、愛知県入りしたことは感慨深いものがあります。
二川宿の入口付近の橋で。
横を新幹線が通ります。東京からここまで二時間足らずでしょう。スピードもそこまでになると、何か気の毒なような。
宿場の中は、旧東海道の小さな遺構が歩道のあちこちに点在しています。
二川宿には立派な資料館もあります。P無料・トイレあり。入館は有料。
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