【49】土山宿へ(滋賀県甲賀市)
鈴鹿峠を越えて近江路となります。
しばらくは高規格幹線道路の国道1号を下りますが、ところどころの脇道に雰囲気のよい集落が残っています。
このあたりは国道横断は危険なので、西へ向かう人はあらかじめ右側の歩道に渡っておくと(東行きの人は左側の歩道)、集落のある脇道に入りやすいでしょう。
高架の道が新名神高速。正面が国道1号。そして手前が脇道(旧東海道)。
歩いてみるまで知らなかったですが、名神高速のルートはじつは旧中山道で、新名神のルートこそ本来の東海道ルートだったんですね。
坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る
鈴鹿峠越えをうたった古い唄です。
広重の絵でも土山は雨が降っています。すごい降ってます。
絵に描かれている濁流の上の橋は田村神社の西にあり、往時の様子が再現されています。
国道をはさんで田村神社の前には、道の駅「あいの土山」があります。
鈴鹿峠を越えてすぐにお茶畑もありましたが、お茶が名物なので、道の駅では抹茶ソフトクリームを。自分で盛り放題で400円。
写真に映っている人のアイスはほとんど落ちそう。びっくりするほど私に似ていますが、通りすがりのライダーさんです。
シャイな私は自分で盛らずに、店のお姉さんにやってもらいました。
道の駅を過ぎたら、左側の側道へと入っていきます。
旧東海道歩きの人のために、歩行者専用の橋もあります。
土山宿は生活のなかに東海道が溶け込んでいるかんじの往来でした。