箱根駅伝はパワースポット?

 箱根駅伝の神童柏原(東洋大)の登坂する姿を間近で見てみたくて、オートバイクで箱根登坂区間まで行ってみた。
 最初はがらがらだったのが、そのうち人が増えてきてすごいお祭り騒ぎに。
 テレビで見るのとはまたちがって、目の前で実際に見る柏原の走りは凄まじいパワーだった。
 登坂なのに、大幅のストライドで、一歩一歩踏みだすたびに大腿筋が、ぶるるっと脈打っていた。場所は登坂の序盤。最初からあれだけアクセルを踏み込んでいくのか、とあっけにとられた。
 それにしても、沿道の応援の人の多さに驚いた。交通規制前後に箱根を駆けあがっていく自転車の数もハンパではない。後日、新聞にも今年の箱根の応援者数が多かったという記事があった。
 じつは応援していた場所で、國學院の監督車両のプラグイン・プリウスが車道にはみだした応援者と接触し、救急車がきた。家に帰ってテレビを見たら、監督車両は別のクルマに替わっていた。
 翌日の駅伝中継では、アナウンサーがくりかえし「車道にでないように」と応援者にむけてメッセージを放っていたが、前日の事故を受けて指示が出ていたのだろう。
 昨今パワースポットブームだというが、正月の箱根もそうなのかもしれないなと思った。