バス駆除作戦

鬱蒼とした池である。


塔ノ峰山中にあり、昼なお暗い。
行く途中には、未舗装林道区間もあり、オフロードバイクでどどどーっと進む。しかし、じつはここ、家からたった4km。家からいちばん近い池である。
長年、小さな日本産淡水魚がひっそりと暮らしてきたらしい。夕方ぐらいからタナゴ竿で、ちょいと小粋に江戸釣りをするのに最適な場所だった。
が、半年ぐらい前に誰かがブラックバスを違法放流。(神奈川県では指定外来魚の移流はけっこうな重罪)
小さな池なので、もともといた小魚たちが、あっという間に食い尽くされてしまいそうで心配でたまらない。(なんていう名前の魚か分からないが)


何度かルアーで駆除をはかるも、見向きもされない。相当に頭がいいやつらしい。
近辺でミミズを探し、なりふりかまわぬ駆除作戦を娘と敢行するも、完全に見切られている。しばらく目の前で見つめて、ぷいっと去る。一度去ると、二度と近づいて来ない。うーん、かしこい。いや、こちらが阿呆なのか。
いずれにせよ、早いとこ何とかしないと・・。