成熟社会の明日

至れり尽くせりの「秘境めぐり」に飽きた方へ。アミューズトラベル。

事故が起こるたびに、アミューズトラベル社のツアーは魅力を増している。そういえば、生存者や遺族からは社に対する厳しい批判があまり聞こえてこないし、事故直後もツアーのキャンセルは驚くほど少なかった。「旅先で死ねたら本望」という高齢の生存者の言葉もあった。参加者の方に覚悟と心構えがあるなら、お膳立てツアーではない選択肢をつぶす必要はない。「万全の安全対策」を旅に求める人ばかりではないのだ。

核不拡散という世界的視点に立てば、日本の脱原発は大きなリスクになる。

50年先の世界にとってよかれとするのか、1000年先の世界によかれとするのかで、原発の可否は相対する。

成熟した社会に必要なのは、作家としての石原さんであり、タレント弁護士としての橋下さんであろう。

早く彼らが文化人に戻れるように、プロの政治家が求められる。しかしながらプロの政治家は誰かというと、思い浮かぶのは、二世三世議員か、官僚出身か。

2012年秋。もしかしたらサンディは、世界を少しだけ救ったのかもしれない。

核なき世界をうたったオバマが大統領再選。危なかった選挙戦を救ったのが、ハリケーン「サンディ」の対応に対する評価だったとは、これぞ神風。

メディアに対する世の中の不満が高まり、お笑いが報道の監視役も担い始めている。
(リズ・ウインステッド/コメディアン)

専制君主のかたわらに仕える道化(トリックスター)。鋭い短剣のように真実をえぐる「笑い」の力を為政者は知っていたのだろう。