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郷愁を誘う公共事業

53%・・全国に15万7千ある橋(15m以上)のうち、20年以内に改修の必要が出てくる橋の割合。

土砂がたまったダムをそのまま開放すると、ヘドロが吐き出され、海は死ぬ。ダムは原子炉と同じく、20世紀が生み出した取り返しのつかない産業廃棄物になるのではないか、と懸念しています。(中略)私は『競争の社会』から『共助の社会』へと国のかたちを変えていくべきだと思います。
五十嵐敬喜


今までの公共工事は、いわば懐かしい風物(自然や古いもの)を新しいものに置き換える行為であった。
これからは懐かしいものを取り戻していく公共工事を進めたらいいのではないか。新しい物はいつかは老朽化し後世に負の遺産として残される。後世が豊かに暮らせるよう、新しく物をつくることに慎重になり、不要な建造物は埋め戻して自然を増やしたり、古くなったものに手をかけて懐かしい感じに改修するなど、懐かしい景色を創造していくことにお金をかける公共事業。それなら、やることはいくらでも出てくるだろう。
なんといっても「無駄な公共事業」と言われないのがよい。
お金をかけて古くささを取り戻すなんてこと自体が、無駄を愛してないとできないことだから。

「確かな未来は、懐かしい風景の中にある」
柳生博