アイヤーンマン2007にむけて

 火曜日・・泥酔で散華
 水曜日・・泥酔デトックス実験開始
 木曜日・・フルマラソン+α 46km
 金曜日・・スウィム 3800m
 土曜日・・家族で初の伊豆サイクリング 87km
 日曜日・・ソロ伊豆サイクリング 159km

 小田原移住2年目。1年間、箱根通いでじっくり基礎体力をつけてきた。
 いよいよ伊豆へのアタックを開始。
 オートバイでは何十回と通った道。
 チャリで走ると景色が違う。ただし、延々とつづくアップダウン、トンネルが多く、断崖の道、交通量の多さ、とチャリダーには苛酷。そのせいか、よく晴れた日曜だというのに、ロードレーサーとは誰とも会わなかった。
 スウィム3800とフルマラソン、そして今回、伊豆チャリ180kmをもって国内最高峰のアイヤーンマン・トライアスロンと同じ距離を経験してみるつもりでのぞんでいた。
 伊東から海岸を離れ、冷川峠を越えて修禅寺。ここで半分の90km地点。すでに標高差1200mを登坂。大幅な時間の遅れと、補給資金の不足。2000円の所持金のうち、ドリンクと食糧の補給ですでに1000円以上を使っていた。ここから狩野川沿いの平地コースで距離を稼ぎつつ省エネ走行。
 沼津から三島へ。体力と資金を温存しつつ、ここで120km。
 はじめての三島側からの箱根越え。ゆるやかな勾配だが、880mの高度差を14kmの延々とつづく上り坂。オートバイでは大好きなハイスピード・ワインディング。その10分の1以下の速度で、よれよれ上る。
 以前は覆面パトカーばかり気にしていたが、チャリで上っていると、頼むからスピード違反で捕えてくれと思うぐらい速度が出ない。
 芦ノ湖を経て、国道1号を下り、小田原に着いたのが午後5時ちょうど。159km。登坂高度は2200m弱に及んでいた。合計9時間。
 もう少し粘って180kmにしたかったが、ちょうど都内の仕事から妻子が帰ってきたので(この日は休日出勤)、タイムアウトとした。
 同日、佐渡島ではロングトライアスロンのアストロマンが開催されていた。競技中に亡くなった人が1名でたとニュースでやっていた。生半可な気持ちではのぞめない。
 今回僕が4日間かけてやった距離(スウィム3.8+チャリ180.2+ラン42.195)を、1日で、しかも制限時間15時間以内で完遂しなければ、アイヤーンマンの称号を得ることはできない。