ひさびさのミッドナイト・クルージング(RV125EFIインプレ)

2008年に悲願復活したオートバイクも、年初に乗りはじめたZZR1400からAX-1→ハスクバーナSM610と遍歴しつつ、着地点がけっきょく原付スクーター。
とはいっても、スクーターを所有するのは初めてのことなので、年甲斐なく楽しみで夜も眠れない。


夕方、納車
まず、発進できず。
遠心クラッチなので、アクセルをぶわっと開けないと発進しない。クラッチでつなぐ感覚に慣れすぎていて、アクセルを開けて発進するということが新鮮である。車輪は小さいし、どっかり腰をおろすポジションなので、発進時はかなりフラつく。停止時も、クラッチを切らなくていいのかと本能的に不安になる。
125ccのエンジンはつねにうんうん唸りながら回っている感じでかわいそうな感じがする。クラッチがあれば、もっと低回転で走ってやれそうなのに。慣れねば。

娘を乗せて夜のスイムレッスンへ行った。かなり気に入った様子。
「ハスクより、いい!」との弁。


pm11:20 小田原発
とりあえず慣らし運転のため旅立つ。坂のない平坦路で適度に信号があるところをめざし、国道1号を東へ。


am1:15 戸塚 65km
原付なので高速道路はもちろん、有料道路もバイパスも使えないからランニングで走った道と同じ道を辿る。いわゆる箱根駅伝ルート。スクーターは、クルマを抜かそうという気にならない分、チャリよりは安全。



メーターは機能的。原付ながら速度表示は140キロまである。実際に110キロは出るそうだ。
都内抜けするとき、タクシーとすごいバトルだった。ハスクなら前にいるすべてのものは邪魔なだけだが、このスクーターだとあらゆるものがライバルになる。
国道15号では、地下鉄が道路を走っていて、びっくりした。車両をトラックに載せてどこかに運んでいるらしい。


am2:57 松戸の実家 129km

実家に着いたはいいが、あまりに時間が遅い。もっと早く着くかと思ったが、都内ではアンダーパスも原付は通行禁止でえらく時間がかかった。もうちょっと早く着ければ、近所のタカサキくんか、ツカさんか、電話して原付を見せびらかしてやろうかと思ったが、朝までに小田原にトンボ帰りしなければならない。



手ぶらで帰るのもなんなので、ガレージに置きっぱなしになっていた「ジョン・コシンスキー」のヘルメットを持ち帰ることにした。シート下の収納スペースは40リットルの容量。
トレイルランニング用の山岳ストックや、フライやルアーのロッドも収納できそう。



松戸のガソリンは安くてびっくり。なんとレギュラー117円。
タンク容量は7.6リットル。燃費はリッター36.7kmをマーク。
有料道路もいっさい使えないこともあり、小田原から松戸までがガス代だけの360円。


am6:30 松田町の開成フォレスト 270km

帰路は三郷橋を越えて埼玉に入り、環七を経て国道246へ・・あとは小田原まで一直線。
国道246ではトラックを含め周囲のクルマのハイペースに、まったくついていけない。クルマの前に出ようという焦りと気合が不要なので、ストレスがない。
興がのって、そのまま静岡まで行ってしまおうかという誘惑が頭をよぎったが、娘が20kmのウォーキング大会に出発する時間が迫っていたので、後ろ髪をひかれながら家に帰った。


ワインディング
その夜もたまらず伊豆半島に走りに行き、ナイトワインディング。
大好きだったZZR1100に似た、ごろんごろんという寝かし込み感が気持ちいい。
ただ、あまりの非力さに、倒しこんだあと起き上がってこないのが、かわいい。
しかし他のクルマのペースが速すぎて、ちょっと身の危険を感じたのと、やっぱりさびしくて熱海で引き返した。
納車からの走行距離は400kmに達した。