東海道53次・旧街道ルート492kmを、ランニングで1年かけてちょっとずつ走破することにした。
酔っぱらって終電、途中駅で電車がなくなり、ビジネスバッグを持って権田坂を越えて始発が動きだすまで走ったり、東京駅で待ち合わせした高校の同窓生に会いにランニングで行ったり、じつはちょこちょこ東海道は走っていたが、30代最後に全53次踏破でけじめをつけようということだ。
より大きな地図で バトルツアー東海道53イン を表示
週末にガイド本を探したら、ちょうどいい本があった。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 旅行・留学・アウトドア > 旅行
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,728円
- 楽天で詳細を見る
5月19日。仕事で徹夜になったので、勢いで朝4時半にスクーターで飛び出し、芦ノ湖の駐車場に停めてランニング開始。
足で旧街道を辿っていると、富士もまた格別。安藤広重。
箱根関所。観光で来たときはなんとも思わなかったが、53次走破の過程としてここを通ると、妙に気持ちの引き締まる門であった。
この日はとりあえずプロローグってことで、数キロ走ったら戻ろうと思っていたのに、勢いで三島まで箱根西坂21kmを下ってしまった。
箱根〜三島間の国道1号はバイパスになっていて、チャリやランにはつまらない道というイメージがあったが、じつはバイパスと平行して石畳の道、草原の道といった往時の街道のたたずまいがきちんと保存されていた。
石畳。朝露でけっこう滑る。トレイルランシューズをはいてくるべきであった。
山中城跡に、かろうじて藤が咲いていた。
初音の松並木。ここも石畳。国道一号線の歩道と化しているが、油断していると次の街道ポイントの愛宕坂を見過ごしてしまう。
愛宕坂。もう三島市街が向こうに見える。
気を抜くとすぐにバイパスにもどってしまうので、案内板と地図を見ながら、さながらオリエンテーションのようだった。
早朝の旧街道を走っていると、ほんと隠密になった気分。
三島もせせらぎルートなんてものがあるんだ。走ったら気持ちよさそう。
今日のゴールの三島大社。各社がたくさんの小さな池の中にあって、橋を渡ってお参り巡り。
バスで三島から箱根まで戻り、スクーターで家に帰った。
ぎりぎり10時の始業前に帰還。