速攻フォールディング(折りたたみ)グッズ

折りたたみグッズが好きである。
折りたたみには、狭い空間を生かす知恵と技術、そして研鑽が詰まっている。鍛え抜かれた、珠玉のモノに出会えたときの喜びも大きい。
よく勘違いされるが、わが家はけっしてアウトドア好きではない。あくまで生活コンセプトとして「5分で夜逃げできる」体制づくりにあるから、折りたたみも迅速性と信頼性を追求している。
自転車も、カヌーも、テントも、ベッドもイスも。


まず最初に、避難生活に重要なテントとタープ。


これらについては2010年からクイックシステムを導入。折りたたみ傘のような構造で、15秒〜2分で展開、自立するシステムである。フレームとシートが一体化されている構造なので、組み立てに頭を使ったり、折りたたみ方を気にしたりする必要がない。ばっと開く。ばっと閉じる。それだけである。
ただ、几帳面な性格の人には耐えられなさそうな点も。ぴしっと、きれいにたたむことができないのである。ある程度、ごしゃごしゃのまま、袋に突っ込むかたちになる。うちはあくまで避難グッズなので、わりきっているけど。


ロゴスの製品はホームセンター的な廉価商品とは別に、高級化とデザイン性を高めたモデルも開発され、注目のブランド。
なかでも、このクイックシステムのタープは秀逸。
展開と撤収が素早く、ひとりでも設営可能。アウトドアのタープはペグ打ちが前提となるものが多い中、これは自立してくれるので、駐車場やグラウンドなどに設営することもできるから、避難時やアウトドア以外にも、大会などのチーム本部や休憩基地としての活用も考えられる。
グラウンドシートを使えばテントの代用にもなり、一基あるととにかく快適。
ささっと展開後、あまった時間でペグ打ちとロープワークにこだわりを持てば、美しく、丈夫な設営ができる。モンゴル遊牧民ちっくなカラーリングもお気に入り。
雨をしのぐ必要がなければ蚊帳状の「クイックスクリーン」が軽量だが、日よけと虫よけしか期待できない。見た目はまったく同じで、少し値は張るものの、避難の観点からすれば、全面クローズが可能で雨も風も寒さもしのげる「クイックスクリーン・プラス」をすすめたい。サイズは大きく分けて2種類。
蚊帳タイプはこれ。

ロゴス(LOGOS) クイックスクリーンN3027J

ロゴス(LOGOS) クイックスクリーンN3027J


全面クローズができるタイプはこれ。
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上記のタープには、テントと結合できるクイック・コネクト・スクリーンもあるが、残念ながら連結可能なテントは超クイックタイプではない。
テントで折りたたみ傘式にずばっと展開・自立するものはドッペルギャンガー・ブランドから出ていた。
下記のテントは5人用でフライシートつきの2011年の新発売モデル。カラーもグッド。



実際に僕が使っているのは上記の2011年モデルではなく、フライシートなしの、よりクイックなタイプ。価格が安いので、材質や細部の仕上げの安っぽさは否めないが、スピード命。テントを自立させたあとは、メッシュの天井部に小さなシートをひっかけるだけなので、展開と撤収は格段に早い。確かに荒天時に耐えうる快適性は望むべくもないが、そういうときはロゴスのスクリーンタープの中へテントごと避難するか、長期の設営ならスノーピークの本格的なテントを使用し、このテントはあくまで速攻用としてわりきっている。テント材質のコストダウンのためか、室内のビニールくささが欠点だが、使っているうちに消えてくれるかもしれない。
基本的な発想がいい商品だけに低価格の制約に縛られていることが残念である。細部の仕上げと材質の徹底向上をはかった上位モデルを用意してくれるのならば、価格が4倍でも買う価値はあると思っている。
今後のバージョンアップに期待したいメーカーであり、モデルだ。
【3人用】

DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア) ワンタッチテント [3人用] T301

DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア) ワンタッチテント [3人用] T301


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【5人用】

DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア) ワンタッチテント [3?4人用] T501

DOPPELGANGER OUTDOOR(ドッペルギャンガーアウトドア) ワンタッチテント [3?4人用] T501


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