電車との相性

2011年は、きわだって電車との相性が悪い年だった。
もともと相性がいいとはいえなかった。繁忙期でもない限り、月に1、2度乗る程度なのだが、たいそうな頻度で運行トラブルにあってしまう。
きわめつけが東日本大震災で9時間ものあいだ車内に閉じ込められたことだが、その後はもうほぼ毎回といっていいほど、何らかの運行トラブルに遭うようになった。
このところ困っているのが、自分だけでなく、会いに来てくれた人たちにも運行トラブルが襲いかかること。帰りの電車が運行休止になった友人や、線路の置き石で到着が遅れた友人。先月だけでこれである。


先週は中央線の人身事故。「運転取りやめ復旧のめど未定」となり、駅で右往左往。
そして1週間ぶりの都内行きとなった昨日、小田原駅で「定刻通り出発」という車内アナウンスに、ほっとしてしまう。トラウマになっているのか、定刻はもはや当たり前の状態とは思えなくなっている。
走りだして20分。駅でもないのに列車が停車し、いやな予感。前の電車が鹿と衝突し、後続列車は運転見合わせ。復旧未定のアナウンス。なんで、鹿までが。
幸い、思ったより早く動きだし、20分程度の遅れで到着した。
とはいってもである。
これが普通の時刻に出ていたら、仕事の打合せに遅刻していたはずだ。
遅刻を免れたのは、客先近くの釣り堀で小一時間ばかし釣りでもしてこましたろと思って早めに出ていたからある。
二週連続で釣りに救われた。
しかも、ただである。その釣り堀では合計で7kg釣り上げると1時間の無料券がもらえる。なので、毎回1時間以内に7kg以上を釣っていれば、永遠にただなのである。
釣りはうまくなるし、いいことづくめである。


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