いてんだわ。
歩道の生け垣に仰向けになって煙草をふかしていた。女子高生が気味悪そうに避けて通る。かたわらには、きんきんくんくんのＴＺＲ５０Ｒ。
スタートは押しがけ。圧縮が高すぎてセルがまわらない。
アイドリングはだめ。とろとろ運転もだめ。信号待ちはレーシング。渋滞にあっても命がけで高回転を守れ。緊張感はノーマルのドカティを凌駕する。エンジンの持っている可能性を極限まで引き出すというのはこういうことか。ドカティもきんきんくんくんのレーサーは凄いんだろう。フィーリングに妥協がなく、痛快だ。
どこでもレーシングサウンド。吹け切ったレーシングサウンド。
・・・・「クズ鉄のココロ」第46話「男は渇くから走るんだわ」本日更新→全文を読む
