松田山の早咲き桜〜第2回家族駅伝

 第2回家族駅伝は松田山へ。
 コースのほとんどは酒匂川沿いのサイクリングロード。
 ワイフと僕とでランニングとチャリを交替しながら片道13キロを行軍。娘はルイガノで伴走。
 途中、開成フォレストスプリングで釣りする人々を眺める。いつもクルマで行っている管理釣り場だが、サイクリングロード沿いにあって、チャリでのアクセスは抜群である。クルマなら50分〜1時間かかるが、チャリなら30分以内か。
 開成フォレストからサイクリングロードを離脱し、松田町の小さな駅前市街地を抜けて松田山へ。テレビ、新聞で毎年取りあげられる春一番スポットだけあって、クルマは駐車場待ちの長い列。
 昨年と同じく、ここは折りたたみチャリのトレンクルで登坂。猛烈な坂。クルマから声援を送ってくれる婦女子多し。
 ふと後ろを見ると、娘がルイガノでぴったり貼りついている。
 昨年はトレックのMTBで何度もネをあげていたのに、今年は努力もしていないわりには、自然成長があったようだ。おまけに、
「山をのぼるのって、おもしろいねえ」
 なんて言っている。今度、石垣山にルイガノでチャレンジするとも言っていた。昨年は連れていくと嫌がっていたのに、少々驚いた。
 頂上でワイフと合流し、娘が楽しみにしていたミニSLはすでに乗車券売り切れ。昨年につづき今年も乗れなかった。
 松田山をダウンヒル中、あまりの急坂に前のめりでブレーキしていると、フロント荷重が過ぎてタイヤがバースト。とつぜんブレーキがきかなくなり、危うくスリップダウンを喫するところであった。(以前、走行中にイタリアン・オートバイのTESI1Dのフロントホイルをとめているナットがはずれて、まったくの制御不能になり、環七の真ん中で足でアスファルトに踏ん張って制止したときのことを思いだした)
 あとはチャリをかついで下山。
 トレンクル・チタンフォークモデルは軽量化のために純正で特殊チューブを装着しているため、通常のパンク修理器具が使えない。おまけにアカマツ社製のフロントハブに交換しないと、クイックリリースもつけることができない。
 けっきょく、ワイフには電車で家までもどってもらい、クルマで迎えに来てもらった。合流するまで4キロ近く娘と交替でチャリを押したが、これはこれでかなり楽しかった。
 こういう逆境にあるとき、家族全員が異常にハイテンションでお互いを褒め称えあうのは、まさにわが仮面家族の見せ所なのである。
 しかしながら、トレンクルもちゃんと金をかけてクイックリリース仕様にしておかないと、いざというときに困る。