江戸川起点から海まで完全踏破

 ゴールデンウィークは、チャリとランニングシューズを持って千葉松戸の実家に行った。


 1日目。サーベロP3カーボンを江戸川サイクリングロードに投入し、起点の関宿から海までの初制覇を狙う。
 まず流山橋から関宿へ。風もなく時速32キロで淡々と走る。
 関宿近くでセマスレーシングのチーム員であり、カメラマンでもあるヤマザキ君と遭遇。というより、関宿まで走りにいくと、なぜかきまって彼と会う。よもや毎日関宿まで往復70キロを走っているのかと訊いてみると、「二日に一度ぐらいですよ」と笑って言う。
 日々、石垣山をチャリ登坂している僕が山の修験者であるなら、彼は川の修行僧といえる。 
 関宿近くのグライダー場で、彼に写真のアングルについての教授を請うた。
 サーベロP3カーボンと、グライダー。かたや風を切り裂き、かたや風をとらえる。目的は正反対でも、ともに航空力学の結晶である。この二機を素材として、「風」を感じさせるアングルとは? 使用機材は僕の携帯カメラ。
 ヤマザキくんの選んだアングルは大胆だった。ちなみに、操縦士によるとこのグライダーは40歳だそうである。

 流山橋手前でヤマザキくんと別れ、単騎海に向かう。松戸から強い逆風が吹きはじめ、速度の維持ができない。ペダルを踏み込んでいると、葛飾柴又のあたりでフロントギヤが変速できなくなるトラブル。よく見てみると、なんと左クランクのボルトが緩んでガタガタになっていた。特殊工具が必要なので泣く泣く引き返し、左足をペダルからはずして右足で漕いで帰ってきた。
 夜は焼鳥屋で痛飲。

走行距離:91km
使用機材:サーベロ社製トライアスロン用チャリ
関連記事:http://blogs.yahoo.co.jp/yamahiro0329/4483605.html


 2日目。
 前日やり残した流山橋から海までのあいだの右岸サイクリングロードを、ワイフとランニング駅伝スタイルで攻略。
 伴走用機材はパナソニック社製トレンクル。
 最初の5キロはワイフがランニングし、僕はチャリで伴走。交替して次の5キロは僕がラン、ワイフがチャリ。
 交替でランニングをつないでいく駅伝スタイルは、補給物資や釣り具などを伴走者がチャリで運べるメリットが大きい。長距離のサイクリングロードでは自販機や店が周囲にないので、補給物資がないと厳しい。またチャリに乗っているあいだに休憩がとれるので、ランニングを途切らせることなく、また、インターバル的にハイペースを維持できるので、広範囲の遠征も可能なのである。

 途中、フライフィッシングもやり、無事に海に到達。
 同じ道を引き返さず、帰路は武蔵野線に沿ってたすきをつなぐ。アップダウンの連続でふたりともギブアップ。市川大野駅で武蔵野線に乗った。9分で帰着。電車は速い。あきれるほど。
 夜は、寿司屋で痛飲。

 僕:ラン23km、チャリ16km
 ワイフ:ラン16km、チャリ23km。
 フライ 釣果ナシ


 3日目。夜中に茨城のオートバイ屋オートボーイJSに移動し、ZX10R乗りのタカサキくんと夜明けまで痛飲。
 車中仮眠し、朝9時、筑波山のふもとに移動。

 実業団トライアスロン部NKロケッツの召集がかかっていたが、集合場所を間違えたらしく、メンバーはなかなか来ない。
 駐車場横の北条池をのぞきこむと、小さいブラックバスが群れでスクールしていた。今年、初めて見たブラックバス。釣りをしようかと真剣に悩んだが、けっきょくマウンテンバイクで筑波山不動峠をめざすことにした。
 峠を制し、ふもとまで戻る途中でNKロケッツ本隊と合流。再び峠をめざし登坂。
 峠を越えて反対側のふもとに下り、折り返して三度目の峠越え。
 終了後はイッキに小田原まで169kmクルマで帰還。クルマの移動や車中泊も、のこり1ヶ月半にせまったアイヤーンマンじゃぽん五島・自走参戦にむけての重要な鍛練項目なのである。

走行距離:23km
登坂高度:820m
使用機材:ルイガノ社製マウンテンチャリ
釣り:北条池視察。本年初のブラックバスを目視確認
関連記事:http://kitanet.easymyweb.jp/member/coppi/default.asp?c_id=9883