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『父の詫び状』 向田邦子

<「真打ち」と絶賛されたエッセイの最高傑作>と評されたエッセイ。
 ドラマの台本で、家族の朝食のメニューとして「ゆうべのカレーの残り」と書いて、現場の撮影スタッフや出演者を感動させたことは向田邦子の伝説のひとつになっている。そんな人の書いた最高のエッセイとはどんなものか、はじめて向田邦子を読んでみた。
 昭和の生活が描かれている。昭和のふつうの生活。昭和の父親が描かれている。娘の視点から父が描かれている。
 僕の娘だったらどう描くか、と考えたら、平成の父親はどうも「良い子」すぎて、「ふつう」にも及ばないかもしれんと思った。

父の詫び状 <新装版> (文春文庫)

父の詫び状 <新装版> (文春文庫)