10月21日に小田原市の小学6年生がすべて集まる総体が、市の陸上競技場でありました。
競技場は山の上にあり、周囲を森に囲まれた閉鎖空間。
まるでギリシア時代のコロッセウムです。これぞ競技場の原点。
娘が狙っていた持久走(女子800m)は、各学校から2名しか出らず、大会の一ヶ月前から小学校内で選考会を兼ねた練習会を早朝に行なってきました。娘は学内1位で代表入りできたのですが、この学内敵なしという状況が気の緩みにつながった感は否めません。代表選考前の方がしっかり走っていたように思います。
さて当日は平日にもかかわらず、娘が千葉の小学校にいたときのPTAで知りあったつかさんがはるばる機材を持ってやって来てくれました。
50万円もするニコンのD3というハイエンド・一眼レフカメラにバズーカーレンズ、一脚という機材構成。このカメラと並べると、僕のイオス5Dmk2がおもちゃみたいに見えます。巨大なだけでなく、連射をしたとき、もはやバシャバシャといわず、スタタタタ、といいます。連射音だけで周りのデジイチ使いたちを駆逐できる恐るべき破壊力なのです。
さて、スタート。
インコーススタートで後方からのスタートとなる娘は、いっきに前に出ないと勝機がありません。
しかしいきなり出遅れました。ペースがぜんぜん違う・・。気おくれ、焦り。
第1コーナーを抜けるまでに完全に最後尾。
200メートル時点では何とか集団についていこうとするのですが、ここからじりじりと遅れ、単独に。
オリンピックの最終走者を迎えるような、あたたかい応援に迎えられゴールラインへ。
ビリもここまで目立つといいですね。
上には上がいる、という第一歩を感じたかな。
中学に入ったら陸上部に入るそうです。こんなすごい連中といっしょに練習することになるのです。