トレイルラン用LEKI社製ステッキが届いた日、たまたまNHKニュースのトレンド紹介で、LEKIの最高峰・カーボン製ウォーキングステッキ(実勢価格3万円弱)を持って勇ましく公道を闊歩する老人軍団が映しだされていた。
ノルディックスタイル・ウォーキングというそうだ。
同じLEKIのステッキでも、僕のは折畳み機能のついたアルミ製だが、彼らのは一本モノのカーボン。
「もう一生モノです。死ぬまで離せません」
と言っていたおじいちゃんは毎日5kmを夫人とともに歩き、赤いカーボンステッキを振りかざし、夫婦円満の秘訣とも豪語していた。
あやかりたいものである。
釣りの世界でも一本モノのロッドがツーとされるが、杖もそうなってくるのかもしれない。
杖を使ったウォーキングは、足の負担が20%減り、逆に上体側は負荷がかかるので筋力アップにつながるそうだ。
腕の動きからみて、水泳(クロール)の筋力トレーニングにいいかもしれない。
同じNHKニュースで、トレイルランの紹介もあった。こちらでは、上り坂の疲れない走り方が勉強になった。足首を固定して、蹴りださないようにするそうだ。僕もフルマラソンの後半では、ふくらはぎが攣りそうになるし、足首の蹴り出しを使いすぎているのだろう。ウルトラマラソン前に良いアドバイスをもらった。
さて、ランニングステッキを使ってみた感想は、予想していたような夢の世界ではなかった。
これさえあれば50kmでも100kmでもカモシカのように走れるかと思ったが、杖が以外に重く、邪魔に感じるときもある。右左のバランスをとるのと、杖をつくタイミングが難しい。腕もけっこう疲れるかも。
ということで、ウルトラマラソン本番では、最初はステッキなしで走り、途中の補給所(37km地点と74km地点)にステッキを置いておき、下半身のダメージ具合をみながら使うか使わない判断することにした。
意外にも、ステッキを見て大喜びしたのは娘である。ここ一年ぐらい、ヒーリーズを片時も離さない彼女は、ステッキを使って新たなスタイルを獲得しつつあるようだ。(動画13秒)
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