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2月の獲物

2012年はじつに寒い冬であった。四半世紀ぶりの寒さとか。
2月の獲物から。

トラウトは寒くても好調。このひとたちは、暑いと逆にだめだからね。すそのフィッシングパーク(静岡県裾野)にて。
このトラウトは、さいきんマイブームのメガフロート・ドライフライで釣った。ストリーマー用の#8という極太巨大フックにフォーム材の浮子を巻き付け、その上からハックリングした毛鉤である。もちろん私の創案。こんな馬鹿げたドライフライを巻く人は世界にもなかなか例を見ないであろう。しかし意外に釣れるのである。何よりいいのは、いちいちフロータントをつけなくても浮くし、ちょっとやそっとでは壊れない。何より目の悪い僕には、遠投してもよく見える。フライフィッシングの主目的は、キャスティングの練習であるから。左がふつうのドライフライ。右がメガフロート。



寒べら。草柳園(神奈川県大和)にて。
冬のへらぶな釣りは春夏秋冬でいちばんおもしろい。しかしながら、さすがに2月の野池は5時間待ってアタリ1回とか、ざらである。さすがに1時間1回ぐらい浮子が動いてくれないと、ちょっとつらいものもある。で、ときには魚の顔を見たくて釣り堀に行く。すると釣れすぎて飽きてしまう。
野池と釣り堀と中間の、1時間に1回浮子が動く程度の、ほどほどの場所はないものであろうかと思うが、自然とはそう甘くない。



オオクチバス鹿児島県薩摩半島の名も知らぬ野池にて。
2012年からバス釣りをやることにした。といっても「男はスピナベ一本」コンセプトなので、スピナベを1個だけ買って鹿児島へ。冬にスピナベで釣れるわけないじゃんと思いつつ、いるかいないかも分からない通りがかりの野池で2投目でゴンッというアタリ。とっさに体が反応し鋭い合わせができたのは、トラウト管理釣り場でさんざん鍛錬したおかげか。
しかしパックロッドに小さなスピニングリールという小学生のような道具なので、びやーんと糸は出る一方でいっこうに巻けない。
おりゃりゃいったい何ごとかと頭が真っ白になったが、どうやら魚が釣れているらしい。
さいわい浅場で障害物がなかったおかげで無事、たぐり寄せることに成功。しかし、困ったことに魚がでかすぎて、引き上げることができない。釣れるとは思っていなかったので、変な場所からキャスティングしていたもので。しょうがないので足を水に突っ込んで手で引き上げた。長靴はいておいてよかった。
それにしても幸先がよい。鹿児島は春だった。この日、気温20度。