さくらんぼ狩りが、これほどに熱いスポーツとは知らなかった。
危険を冒さなければ、極上佐藤錦は手に入らない。
いちご狩りの経験上、10分もすれば食べ飽きるかとタカをくくっていたが、はじまってみると70分があっという間。
一方、信じられますか？！ 山形寒河江ではふつうの街路樹までサクランボがたわわになっている。いますぐ手に取って食べたいが、誰も食べないので、もしかしたら食べたら高額な罰金でも課せられるのかと思い、踏みとどまったが、あとで地元の温泉で聞いたところでは、地元の人はあまりサクランボは相手にしないそうである。
「うちも庭に植えてるんだけど、だれも食べないから、毎年腐って捨てちゃうのよね〜」だって。
