作家的ヘヤスタイル10ヶ月

 2007年10月に「作家みたいなヘヤスタイル」をめざし、大正ネオロマン的なヘヤスタイルにむけて髪を伸ばしてきたが、本格的な夏場を前にして、つらい状況になってきた。
(関連記事→http://d.hatena.ne.jp/cippillo/20071004/p1


 青年期における私の髪は剛直で美しい黒髪ストレトであったから、椿油をつけて太宰治的に仕上がるものと思っていたが、かつて実父が言った「35歳を過ぎたら髪の毛がくるくる巻きだした」という不吉な予言通り、遺伝子は38歳となった私の髪の毛をみごとにくるくるに巻くべく指令を発したのである。(68歳目前の父の髪は、くるくるを超越して、ほとんどパンチパーマのレベルに達している)
 おかげで小学生の娘の友だちにも、「まどかちゃんのおとーさんって、パーマネントしてるのね」と言われる始末。
 湿気が多い日など、茂木健一郎かというぐらいに爆発する。
 プールでほぼ毎日泳いでいるせいか、ブリーチ効果で髪の毛が茶化しており、抜け毛など、ほとんど弟の飼っているゴールデンレトリーバの毛のようだ。


 いいかげんどうしようかと思っているところへ、弟から「なんやその髪」
 場末のスナック、いつも厨房奥で煙草をくゆらせ、盛りをとうに過ぎたママのヒモ男のような髪形、と言われた。なんなんだそれは。
 ポマードで固めたら、今度は父に「なんやその髪」
 暗黒時代アメリカ、シシリーマフィアの娘とくっついてファミリー入りしたものの、いつも厄介者で最後に身内に撃ち殺される男のような髪形・・って、なんなんだそれは。
 しかし改めて見てみると芥川の髪も、くりくり爆発だなあ。方向性は間違ってないかも。
 しかし暑い。