自動車教習18時間目(第2段階)高速教習

 北海道へのアプローチとして、まず仙台あたりまでは深夜の高速道路移動で行こうと思っている。オートバイのときは下道で仙台まではさんざん行った。往復で考えたら2〜30通りぐらいのルートを使ったはずだ。荒れた林道に入り込んでしまって引き返したなんてこともあった。数多くの名(迷?)ルートがあるが、険阻な夜道をクルマで無事通過できるだけの技量的な自信がない。
 仙台から先も、しばらくは素直に主要国道を通ろうと思う。考えてみたら以前は、紆余曲折のリアスルートとか山岳ルートばかり狙い打ちしていたので、まともに仙台以北の主要国道を走ったことがない。大型トラックが行き交うぐらいのカーブなんかを通りながら、少しずつハンドル操作を覚えていこう。
 高速教習はふたり一組で行なった。
 流山インターチェンジから常磐高速に入り、水戸方面に進む。合流にむけてめいっぱい踏み込むがあまり加速しない。オートバイならカーブの後半から開けはじめ、ツナギなら左膝を擦る。合流車線の右端めいっぱいまでハングオンのまま開けつづけ、バンクしたまま外側にはらむように走行車線、第二走行車線、追い越し車線と加速しつづけ(つまり右に移動するのに左バンクしているということである)、オートバイが直立するときには200キロを越えている。しかし恐怖感はクルマの方が大きい。80キロでもすごいスピード感である。視線が低いせいだろうか。少しのハンドル操作で左右に触れる。まっすぐ走ろうと思うと体がかたくなって、かえって左右にふらふらする。なかなか難しい。クルマはとにかく自信がない。ゆっくり行くことがたいせつだ。