能登の野営旅7

■8月19日(土) 大会前日 珠洲
 大会前日。
 クルマの中で書きものをしていたら、そのまま眠ってしまい、テントにもどらず。
 へんな姿勢で寝たせいで、体の節々が痛む。
 そういえば午前4時過ぎに、隣のストロングマンが奥さんとクルマで出かけていた。なんでも、能登半島先端をまわってドライブ観光してくるらしい。さすが、余裕、遊び心を感じた。
 僕らの方は午前6時から朝食と撤収を済ませ、8キロほど離れた大会受付会場にチャリで向かった。ワイフと娘はクルマで能登空港へ。この日は埼玉の実家から義父母が来ることになっている。
 午前9時に受付と車検を済ませ、3時間ほど近辺をぶらぶらしたり昼寝したりして過ごし、正午からの競技説明会に出た。
 このあとは一刻も早く、宿に集合。待ちに待った宿、屋根がついた宿、夕食も酒も勝手に出てくる宿。
 そして大会が終われば、明日も宿。
 ああ辛くも愛しきキャンプ生活よ、おさらば。


 宿はかなり辺鄙な地にあるので(受付会場から20キロほど離れた断崖絶壁にある)、当初は直接チャリで向かうつもりだったが、完全に体力が散華していて、この暑さでは動けそうにない。ワイフにクルマで迎えに来てもらい、チャリを積み込んだ。
 ああ、宿!
 ニッポンの宿!
 野営と違って禁煙ゾーンが多いのが窮屈だが、プールで泳ぐ騒ぐ、大飯大酒を喰らうの狼藉三昧。この日は義父の誕生祝いでもあり、大いに呑んだくれた。洗濯物を気にしなくてよいのが素晴らしい。



 寝ようとしたら、両足の膝横にジンマシンができていた。きれいに左右対称。
 野営の粗食から、急にうまいものを食ったせいだろうか。


●この日の修練:チャリ8km、スウィム150m
●この日の教訓:贅沢は一日で慣れる