選んだ理由

もともとは125CCのロングスクーター定番「台湾ヤマハ製マジェスティ125FI」、通称「子マジェ」にするつもりだった。確定率99%で。

が、たまたまこのスクーターとの比較として掲載されていた台湾「山陽社製RV125」なるあやしげなスクーターを知る。
デザインはヤマハの落ち着いた雰囲気が好きだったのだが、ディティールを見ていくと、あやしかろうが何だろうが「山陽」に軍配。その日のうちにレッドバロン小田原店へ走り、山陽「RV125EFI」の注文。その場でハスクバーナSM610を売却し置いてきた。帰路は文字通り、足で走って帰った。
RV125EFIを選んだ理由ランキングは以下の通り。


第1位:床下収納が大きい。

子マジェは車体が長いわりに、シート下の収納スペースがフルフェイスひとつがやっと入る程度。対してRVは40リットルの大容量。さすがにフルフェイスふたつは無理だが、フルフェイスひとつと半キャップにカッパやらプラスアルファ入る。ただし、子マジェの方はフロント部に大きな収納あり。対してRVは煙草大の小さなボックスが右側にあるだけ。(下写真)


第2位:広々〜たいらな床

フラットフロアはかなり重要な要素である。子マジェや250クラスのロングスクーターでは、ほとんどフラットフロアを見つけることはできないので、このRVはきわめて貴重な存在である。長い時間乗っていても、足の位置をいろいろ変更できるし、足下にいろいろ荷物をおける。RVはコンビニフックがシート前部にあるので、ダイコンやサラダ油などヘヴィな買い物をしてもフラットフロアのおかげで問題なし。ビールのカートンだって運べる。


第3位:全長が短かい
駐輪場の問題で原付に乗り替えることにした事情からして、あまりロングなものは・・。少しでも短く(駐輪場事情)、でも背もたれがついていて(娘の要望)、旅ゴコロ誘われるやつ(私の要望)。RVでも入るか微妙なところなんだけど、いかにもロングスクーターっぽい子マジェに対して、RVは車高が高いこともあり、かなり小さく見える。


第4位:強力な中間加速
水冷エンジンを搭載したRVは、子マジェよりも中間加速がかなり強力とのこと。1400CCとかなら別に加速がどうとか最高速云々とか気にしないが、非力な125CCだけに、できるなら強力な方がいい。


第5位:強力な制動力

前後ディスクブレーキ装備。子マジェはリヤがドラムなので差は歴然。スクーターってアメリカンと同じで、リヤブレーキの制動はかなり重要。しかもRVは前後ともステンメッシュホースが最初からついている!
フロントディスクはリムに固定された特殊な仕組みで、キャリパーは中心側からディスクを挟み込む。噂とおり、スポーツバイクから乗り替えても不満のない素晴らしい制動力とタッチである。


第6位:あかるいライト

マルチリフレクターレンズが最初から装備されている。なんでもRVシリーズの250CC版は最初からHIDさえ入っているとのこと。おそるべしタイワン。
中年になってすごく鳥目になってしまい、夜間走行がめちゃめちゃ恐い。ライトだけは明るくあってほしいと思い、子マジェをマルチリフレクターレンズにカスタムしたりする人もいると聞いて、最初っからついてるならそっちの方がいいと安直な方に流れてしまった。
確かに標準のH4のハロゲンランプでもけっこう明るい。


反対に子マジェの方が好きな点

  • いるかみたいなやさしいデザイン。RVはサメっぽくて恐い。
  • 乗り心地(サスペンション)がいいらしい。RVは噂どおり硬い、ハネる。
  • 静粛性。RVはけっこううるさい。悪い音じゃないんだけど、歳のせいか静かに乗りたい心境。