まぶしき青春の思い出よ、永遠に。カセットテープのデジタル化

NHKの朝ドラ「あまちゃん」が好調である。
俳優陣がハンパじゃない。今朝はついに松田龍平が登場。しかも映画『舟を編む』の主役で切り拓いた新境地の、マジメなカッコよさ路線での登場である。旬尽くしである。
さて、このドラマは懐かしさが売りである。
80年代のアイドルと、FMのエアーチェックと、カセットデッキ。
メタルテープとか、クロームテープなんてのがあったなあ。
メタルテープは高かったけど、緊張感あったなあ。
うちにはもうカセットテープはないけど、世の中にはUSB接続対応カセットテープのデジタル化デッキなんてものがあった。あまちゃん効果で売れている?

TEAC USB接続対応 CD/カセットレコーダー ブラック AD-RW900-B

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私の巡礼の年は43歳

村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の刊行を記念して、ってわけではないけど、僕も巡礼の旅をひとつ。

「バトルツアーの聖地巡礼」


色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

開通したての圏央道を走りにいく

県だよりで知った圏央道の部分開通。
小田原にはあまり関係ないものの、釣り人にとってはショッキングなニュース。
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相模川に寄り添うように走る圏央道は全線開通すれば、広大な釣りフィールドである相模川が身近に。
もともとそんなに遠くはないのだけれども、相模川流域は水源地である相模湖から中流部の相模原・厚木、河口部の平塚に至るまで幹線道路が離れることなく、トラックびゅんびゅんで朝夕は渋滞だらけなので近づきがたかった。

特に海老名〜圏央愛川インターの開通がうれしい。
今までは厚木の市街地を抜けるのが大変で、相模川中上流部の好釣り場になかなか足を伸ばせなかった。

ということで今回、朝4時起きで、まだGoogleマップにもカーナビにも載っていない新区間を走りに出発。

できたてのインターチェンジ。
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今回はオートバイ射出訓練も含めて。1年に1回ぐらいやっとかないと、忘れちゃうからね。
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圏央道の見える釣り場写真集。
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これは新幹線
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東名以南の区間では、茅ヶ崎〜寒川までが4月14日に開通した。
寒川から東名高速の接続まであと少し!
工事が急ピッチで進んでいた。
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ピンクのまやかし

昨年末、クルマ業界に激震を走らせたピンククラウン。
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消費者も専門家も、まさに賛否両論まっぷたつ。
実は、業界では異例といえるマーケティング部主導のプロジェクト。
マーケティングとして見れば大成功といえそうだ。
ピンクに、トヨタがこのところ訴えている「RE BORN」への強い決意をこめたということ。
しかしそれだけでは歴史あるクラウンのピンク企画は通らない。
そこで、ガンコな開発陣にこう説明することにした。
これは、ただのピンクにあらず。メキシコ建築家ルイス・バラガンが造形する壁の色がモチーフなのです。
一同、納得・・というのは勝手な想像だけど、先日、医療系システムのインターフェイスデザインをオールピンクで作ったとき、社内プレビューで「まじ?」という反応だった。
あのとき、言うべきだった。
「これ、ただのピンクじゃなくて、ルイス・バラガン」
オレンジなら、
「ああ、これ、ゴッホですよ。ゴッホのオレンジ。ははは」
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アルマジロ

「日本は強力な軍事国家になるべきだ」と石原慎太郎。当然、徴兵制も。
福祉国家のイメージが強いデンマーク。実は徴兵制があると聞いて驚いた。
第二次大戦で戦わずドイツに占領された「恥」が今なお国民感情に残り、自由を脅かす「敵」を倒すために世界に派兵することが国民の誇り。しかしその誇りに対し、美しい戦争などないとデンマーク軍のアフガン派兵を描いたドキュメンタリー映画「アルマジロ」。

危ないホンネ

残業を認めることは、効率の悪い働き方を改善する絶好の機会を奪うのと同じだ。
トリンプ・インターナショナル元社長)

残業は趣味でやる分には楽しい。誰もいない深夜のオフィスで、だらだら仕事するのは、なかなかの贅沢である。しかし会社にとっては損失かもなあ。

「educaiton(教育)の語源はラテン語で引き出すという意味だという。私はずっと、指導を空のコップの中に何かを入れるものだと思っていたけど、違った。中に入ってないと引き出せない。だから、選手に気づかせてやればいいんだと」
岡田武史・元サッカー日本代表監督)

「気づき」を消費者に与える「気づきマーケティング」全盛の時代。確かに消費者を「educate」することが、新たな需要の創造につながっている。消費者の潜在的な購買の種を「引きずりだす」のだ。こわ。


「振り返ってみれば、お笑いの立ち位置はこの20年で大きく変わった。(中略)かつては芸能界でも下位とみられ、だからこそアウトサイダーとして社会に鋭く光を照射していたお笑いが、今ではメインの立場をとらされてしまったのだ。」
佐々木俊尚 ジャーナリスト)

上りつめたお笑い芸人、総理大臣より偉そうだもんなあ。


「わたしたちのようなオネエは世間のガス抜き役としてメディアで重宝されているのよ。だって、わたしたちが危ないホンネを言っても、『オカマが言ってるんだから』で済まされちゃうでしょう?」
ミッツ・マングローブ/女装家)

危ないホンネ、なかなか言えなくなったよなあ。殿様に危ないホンネを言えたのは、家老じゃなくて、道化だったとか、先日亡くなった山口昌男の論を思う。


道化の民俗学 (岩波現代文庫)

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