ZZR1400納車から2週間。
3回目の乗車。
うちの会社のメーンバンクの三菱銀行が平塚まで行かないとないので、毎月恒例の平塚遠征に行かねば。が、気がつくと娘の帰宅の時間が迫っていたものだから、いつもはチャリかランで行く平塚までの片道ハーフマラソンの距離をオートバイクで走った。
一週間放置しておいたにもかかわらず、ただセルスターターボタンを押すだけで、エンジンは瞬時に眠りから醒めた。
このぐらいの気温ならこのぐらいチョークを引いて、アクセルは8分の1(ホントはチョークを引くときはアクセルは触るなというけど、おれのバイクだけの特別テクなんだよなあ・・なんて思いつつ)・・他の人が触るとどうやってもかからない昔のオートバイク。
あるいは思い出す。FCRキャブレターのようなアクセルを一回二回とあおる、手だけがすべてを覚えている微妙な匙加減。
ZZR1400には、そもそもチョークレバーがない。ただ、キーを差し込んで、セルボタン押すだけ。
百人百通りだったはずのオートバイのエンジンのかけ方が、ここでは100%コンビニ化されている。バッテリー電圧も表示されるコンピューター制御。
そして走りだす。いったい今、何速に入っているか分からないぐらい、どこからでもパワーがついてくる。5速、6速で街乗りがじゅうぶんできる。渋滞のスリヌケをやっていても、みるみる燃費計のデジタル数字が上昇していく。帰路ではは15.5km/リットルまで上がった。
街乗りで燃費がぐんぐん上がっていくのも、なんとも変というか、扱いきれぬオートバイクだと思いつつ、じつは小田原とか周辺の箱根・伊豆って、都会の人たちにとってみればツーリング先だなあ・・これを街乗りと言ってはいけないのかもしれない。
僕にしては逆に、「都内抜け」は刺激的な「ツーリング」である。