ウェットスーツで初泳ぎ

 トライアスロン用ウェットスーツが届いた。
 やはり試してみたくて1時間だけ泳ぎに行った。
 ふつうに泳いで1500メートルを24分。これまでだいたい27分で頭打ちだったから、ラクをして3分も伸びた。
 ラクになった最大の理由は浮力。体が勝手に水平になるので進行方向に対する抵抗が少ない。左右の息継ぎ、前方息継ぎも練習中であるが、きわめてラク。波にも強い。
 さらにオープンウォーターにでると、安心感のおかげで思い切って攻めにでられる強みがあるとのこと。浮力が強いので遭難時でも浮くことができる。万が一のことがあっても、くるりとラッコみたいに仰向けになれば、救助まで呼吸を確保できる。体温の低下を防げることも大きい。
 安心感の効果はオートバイのレザースーツと同じだろう。安心感は重要。3年前までは、25メートルしか泳げなかったし、小さいときに海で溺れて恐怖感が身についているだけに。
 ウェットスーツの問題点としては、腕がひどく疲れること。周囲の視線が変態を見る目であること。これは慣れていくしかない。
 試しに脱いで泳いでみた。
 裸で泳いでいるみたいで(じっさい裸なんだが)、ひどく心細く、泳ぎまで弱々しくなってしまった気がした。不思議なもんだ。